Jリーグで歴史的な記録を打ち立てた元柏レイソルFWマイケル・オルンガの代理人が、5月下旬に京都を訪問したことが分かりました。ただし、これはオルンガ本人の京都サンガF.C.移籍を示唆するものではありません。関係者によると、代理人の京都訪問は、オルンガがJリーグ復帰を検討する中で、京都府民の心情に配慮し、事前にJリーグ参戦の意向を伝えることが主な目的だったとみられています。
京都に刻まれた「オルンガ・ショック」
オルンガと京都の因縁は、2019年J2リーグ最終節での「伝説の一戦」に遡ります。この試合でオルンガは1人で8ゴールを決め、柏レイソルが京都サンガを13-1で圧倒。Jリーグ史上最多得点、最多得点差、そして1選手による最多得点記録を一気に塗り替えました。
京都サンガにとっては、Jリーグ史上に残る屈辱的な敗戦であり、京都サポーターの間では「オルンガ恐怖症」とも言えるトラウマが語り継がれています。
今後の動向は
オルンガは2024/25シーズン限りでカタール1部アル・ドゥハイルSCを退団することが決定的となっており、Jリーグ復帰の可能性が高まっています。ただし、現時点で移籍先クラブは明らかになっていません。
京都府民にとっては、あの「一三スコア（13-1）」の悪夢が再来するのではないかという不安も根強いです。今回の代理人による京都訪問は、Jリーグ復帰にあたっての“仁義”とも言える行動であり、オルンガ本人の京都移籍ではないものの、Jリーグ全体、そして京都サンガにとっても大きな注目を集めています。
