仕事が辛い【完璧主義を捨てる】

仕事が辛い 仕事が辛い

仕事が辛いと感じてる人にはいくつか共通する特徴があります。
その中の1つが「完璧を求めている」という点です。
ここでは主に「完璧を求めることのデメリット」と「完璧主義を捨てるにはどうすればいいのか」についてを解説します。

完璧主義のデメリット

「仕事が辛い」「自分は仕事ができない」と思っている人のほとんどが完璧を求めています。
念のため、完璧主義とはどういうものかを説明すると、「あらゆることに対して完璧を求める」ということです。
つまり何ごとに対しても100点を取ろうとし、高い理想を掲げその目標を達成する為に努力するということです。
こう書くと良いことのようにも見えますね。
確かに、目標を立ててその目標に向かって努力すること自体は悪いことではありません。
しかし、「達成できないような目標を立て、それができなくて落ち込む」ということになると、話は違ってきます。
つまり、完璧主義の最大のデメリットは「達成できないような高い目標を掲げ」「それが達成できなければ自分を責める」という点です。
完璧主義では、「高い理想を掲げ、それが達成できなければ落ち込み、自信がなくなり、それによりパフォーマンスが落ち、更に落ち込む」という悪循環に陥ることになりやすいのです。

例えば完璧主義者の人はテストで100点を取ろうとします。
実際の点数が85点だったとします。
その結果、実際には満足しても良い点数であるのにも関わらず、完璧主義者の人は「なぜ100点が取れなかったのか」「自分は本当にダメだなぁ」と思ってしまう訳です。
それが今の実際の皆さんの考え方なのです。

実際にテストで85点で落ち込むという人は少ないかもしれませんが、仕事については特に「完璧にやらない」といけないという考え方の人が多く、「仕事がつらい」「仕事ができない」と思っている人のほとんどがこのような考えを持っているのです。

しかし、100点を取ることがどれ程難しいことなのか。
皆さんもよく考えてください。
どんなことに対しても100点満点のパフォーマンスをすることができる人はこの世に存在しません。
どれだけ有能な人でも全てのことに対して完璧に対処しているというわけではないのです。
皆さんの周りにいる「仕事ができる」と思う人のほとんどが「高すぎない目標」を設定し、それを1つ1つ100点ではなく70点か80点ぐらいの点数で実践している人なのです。
90点を取って満足せずに落ち込む人と、90点を取って満足し更に次へ進んでいく人
どちらの方がそのあとに良いパフォーマンスが発揮できるのか、考えるまでもありませんよね。
そこが「仕事がつらい」と思っている人と、「仕事が楽しい」と思っている人の差なのです。
つまり、完璧主義を捨てて、7割ぐらいできれば自分を認めて更に進んでいくという繰り返しがとても重要なのです。

では次に、完璧主義を捨てるにはどうすればいいのかについて説明します。

完璧主義を捨てるには

自分を正当に評価する

完璧主義に陥りやすい人は目標が高すぎる場合が多いです。
そして、高い目標を立てる理由は、自分への評価が極端に低いことが理由となるところが大きいです。
自分への評価が低く、自信がないから、「もっとしっかりやらないと」「こんなことじゃダメだ」「完璧にやらないと」と思ってしまうのです。
ここでも例を出して説明したいと思います。
分かりやすくするために数値化して考えたいと思います。

例えば、あなたが今いるところが標高0mのところだとします。
今あなたが、「標高30mの所に行きたい」と考えたとします。
+30mの地点ですね。
しかし、あなたは仕事や日常生活で自信をなくし、自己評価がどんどん下がり、自分がいる時点が「-10mの時点」だと思うようになり、そこから更にどんどん下がり「-20m」「-30m」の所にいるように考えるようになったとします。
しかし、自分への評価が下がって「-30mの所にいると錯覚」しているだけで、実際にはあなたは「標高0mの所にいる」ままなのです。
でも-30mのところにいると思っているあなたは標高30mの所に行こうとして「+60m」の所に行こうとする。
実際は「+30m」が当初の目標地点なのにも関わらず、です。

この様に自信をなくし自分への評価が低くなっていくと、どんどん目標を高くしていく傾向があるのです。

従って、まず重要なのは自分を過小評価しすぎず、正当に評価するということです。
自信がなくなると負のスパイラルに陥り、どんどん自信を無くし、どんどん目標を上げがちです。
自信がなくなってきているなと思ったらその状況を認識し目標を下げましょう。
また、自信がなくなっている時というのはダメなところばかりに目を向けがちです。
小さなことでも大丈夫なので1日で起こった良いことに着目することも正当な自己評価をするのに有用です。

目的を理解し合格点を知る

完璧主義の人は高い目標を立てる傾向にあると述べましたが、その理由は自分への自己評価が低いことだけが理由ではありません。
その物事の目的を理解していないことが多いのです。
目的を理解することで「別に完璧にする必要はないんだ」「ある程度、このラインまで仕上げれば良いのだ」という理解をすることができます。
例えば、会議でプロジェクトの進捗状況を説明しなければならなかったとします。
その為にプレゼンテーション用の資料を作ることもあるかと思います。
その際に完璧主義者の人は、非のうちようのない完璧な資料を作ろうとするかと思いますが、いつもそのような資料が必要なのでしょうか。
その資料の目的はプロジェクトの進捗状況を会議で伝える為のものであって、その資料を採点してもらう為ではありません。
なので、ある程度はしっかり作らないといけなかったとしても、それはあくまでも説明用ですから、相手に理解してもらえる水準の資料であれば良いのです。
この様にしっかりと物事の目的を理解することが重要です。
目的を理解することでその合格ラインが見えやすくなるのです。

小さな目標を建てる

長くなりましたがこれが最後です。
そしてこれが、完璧主義を捨てる為に最も効果的な方法です。
それは、小さな目標を建てることです。
完璧主義者の人は一度に大きな目標を立てて、それを一気に達成しようとします。
しかし、成功している人は逆に、小さな目標をいくつも立て、それを着実に実践していきます。
ここでも例を見ていきたいと思います。

階段の例が分かりやすいかと思います。
完璧主義の人というのは、何10メートルも高さがある所へ階段も使わずに一気に上ろうとします。
そんなことはできるはずがありませんよね。
なので、結局少しも上がれずに同じところに留まり、自分を責めます。
反対に、「成功している人」「仕事ができる人」と言うのは、1段1段小さな目標をこなしていって昇っていきます。
その都度、着実に上っていることを確認し、その進歩を確認することで自信になり、その自信を養分とし、更に着実に上っていきます。
そして気付けば自分が理想とする場所までたどり着き、そこから更に上へ上っていくのです。

この1つ1つの目標というのはどんな些細な目標でも構いません。
2時間以内にこの仕事を終わらせるとか、今日は1駅歩いて帰るとかそういうことでも構いません。
あまり高くない目標を建てることが重要なのです。
そして、その目標を1つ1つ達成していき、その目標達成を自信にし、更に進んでいく。
そうすることで自然と、自分が理想とするところへ近付いていけるのです。
目標は低く複数設定し、1つ1つクリアしていきましょう。
少しずつ進んでいくことが重要なのです。

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