(ソース:Otafuku)
2023年12月28日。
インタビューブースに重々しい顔でブライトンのデ・ゼルビ監督が姿を現した。
「三笘の怪我は思っていたより深刻だ」
デ・ゼルビ監督は深刻な顔つきのまま言い放った。
「三笘がピッチに戻ってくるのに4-6週間はかかるとメディカルから聞いている。アジアカップは無理だと思っている」
「ダウト」
この会見を見ていたある男が遠く離れた極東の地、日本で呟いた。
サッカー日本代表の森保監督だ。
森保監督はその僅か3日後の1月1日に三笘選手の招集を発表。
三笘選手はアジアカップ(1/14〜)の早い段階で出場できると断言したのだ。
混乱するデ・ゼルビ監督をよそに、三笘選手は順調に復帰し1月11日にはピッチに姿を現している。
デ・ゼルビ監督の全治6週間発言から僅か2週間後のことだ。
アジアカップへの招集を阻止しようと全治6週間と述べただけだと指摘している。
チームのために果敢にも三笘選手の招集を阻止しようとしたデ・ゼルビ監督だが、相手が悪かったようだ。
日本代表の森保監督はカタールW杯でドイツやスペインを撃破するなど、欧州に無類の強さを発揮し“欧州狩りのモリ”との異名を持つ欧州に情け容赦ない男なのだ。
嘘がばれて三笘選手を日本代表に取られたデ・ゼルビ監督はひどく落ち込んでいること間違いない。
しかしこのアジアカップの期間はこれまで三笘選手に頼っていたデ・ゼルビ監督が更なる成長を遂げるチャンスでもある。
この監督の今後の成長に期待したい。