(ソース:Oyster)
日本政府が埼玉県民憐れみの令を発令した。
埼玉の現地メディアが速報で伝えている。
遂に政府が動き出した。
発端は浦和レッズとパリ・サンジェルマン間の埼玉県民とネイマールとのトレードのうわさ。
このうわさに対して埼玉県民以外の日本国民は歓喜。
仮にトレードが成立せずネイマールが日本に来なかったとしても、埼玉県民をパリへ行かせるべきだという論調が強まっていた。
国際政治学者のルペン氏は「日本政府も埼玉県民をパリに行かせたいと本音では考えているに決まっています」と語る。
「理由はもちろん埼玉県民だからです。確かに日本は少子高齢化が進み財政面から考えても人口流出は避けたいところです。しかし、埼玉県民については別です。埼玉県民だからです」
では、日本政府はなぜ埼玉県民憐れみの令を発令し埼玉県民を保護しようとしているのか。
「その理由は簡単です。フランス政府の反発です。フランスの身にもなってください。773万人の埼玉県民が押し寄せてきたらどうなることか。これまで築き上げてきたパリのブランドは一気に崩れ落ちます。現にパリ政府はこのトレード騒動をフランス革命以来の危機として、既に不快感をあらわにしています」
大多数の日本国民と同じく、本音はトレード成立を願っている日本政府だが、国際情勢からやむなく埼玉県民憐れみの令を発令した形だ。
日本国民は埼玉県民憐れみの令により、埼玉県民に対して憐れみを持って接する必要がある。
我々は埼玉県民の自称会社員49歳男に話を聞いた。
(取材はテレビ電話で行いました。我々は一切、埼玉県内に足を踏み入れてはおりません)
「ビックリしたというのが正直なところです。小学校で生類憐れみの令については習いました。教育を受けているのかって?もちろんですよ。失礼な。埼玉県にも義務教育はあります。日本の歴史についても学びます。えっと、何の話でしたっけ?そうそう。生類憐れみの令。確か、徳川なんとか将軍が発令した生類憐れみの令の対象は犬や猫でしたね。まさか令和の時代になって自分たちが対象になるなんて思ってもいませんでしたよ」
令和の生類憐れみの令とも言える埼玉県民憐れみの令の発令。
この発令に対して、埼玉県内では評価する声が高まっているということだ。
一方で、埼玉県民以外の日本国民に対しては、この発令は1つもメリットがないと言えるだろう。
この発令により、埼玉県民がパリへ行く可能性は低くなってしまった。
しかし、我々は希望を捨ててはいけない。
埼玉県民憐れみの令が発令された後でも、埼玉県民とネイマールとのトレードが成立さえすれば、埼玉県民はパリへ行かざる得ないのだ。
トレード成立を心から祈る我々の気持ちは必ず実を結ぶはずだ。
そう信じてこの事態を見守ろうではないか。