マラドーナ現役復帰へ

(ソース:TexasBBQ)

※2018年の記事です。

マラドーナが現役復帰する。
そんな驚きのニュースが世界を駆け抜けた。

現在メキシコ2部のドラドス・シナロアで監督を務めるマラドーナ氏は選手のパフォーマンスに不満を持ち、自身が選手として復帰する必要性を感じたというのだ。

マラドーナ氏は会見場に集まった150人の記者を前に「チームにとってこれ以上の補強はない。最高の選手が加わることになる」と話した。

「私が引退してから21年の歳月が流れた。しかしそれは長いとは思わない。私はいつもプロフェッショナルだった」

マラドーナは現在58歳。
21年ぶりの現役復帰に懐疑的な意見も多い。

しかし、マラドーナと現役時代に共にプレーしたオリバー氏は「マラドーナなら21年のブランクは大した問題ではない」と語る。

「サッカーは感覚のスポーツです。例えば、大怪我を負って1年間プレーしていなかった選手がいて、その選手が1年ぶりに何の練習もせずに復帰したとします。その選手の筋力は平均的な成人男性よりも落ちていることでしょう。しかし、その選手は一般人と比べ物にならない程のプレーをすることができるはずです。マラドーナは21年経っても感覚を忘れていませんよ。未だにマラドーナと同等のプレーができる選手はメッシ以外に現れていません。それほどの選手にとって、21年のブランクは何ら問題ありません」

2010年時のマラドーナ。選手としての”感覚”は少しも錆び付いていない。

オリバー氏はこうも断言する。

「マラドーナが現役時代の50%までコンディションを戻せばネイマールを超え、80%まで戻せばクリスティアーノ・ロナウドを凌駕するでしょう。『ドラドス・シナロアにとってこれ以上の補強はない』というマラドーナの発言は何ら誤ったものではありませんよ」

マラドーナのプレーを見ればオリバー氏の発言が大袈裟ではないことは分かるだろう。

しかし、マラドーナ氏は最終的にバルセロナでのプレーを目指すとしている。

その点についてオリバーさんは「マラドーナはかなり早い段階でバルセロナに加入することになると思います。なので、ドラドス・シナロアでマラドーナを見れるのはほんの数週間になるかもしれませんね。ただ、たとえ短期間でもメキシコでマラドーナのプレーを見れる幸せをドラドス・シナロアは感じる必要があります。」

オリバーさんは最後にこう付け加えた。

「メッシとマラドーナの夢の共演はバルセロナだけでなくアルゼンチン代表でも見ることができるはずです。マラドーナのプレーを間近で見てきた私が断言しますが、メッシとマラドーナの連携に不安要素はありません。カタールW杯でマラドーナとメッシが共演し優勝することはアルゼンチン人にとって、そして世界中のサッカーファンにとっての悲願であるはずです」