オーバメヤン陸上競技で東京五輪参戦へ

(ソース:HoneyMustard)

アーセナルのオーバメヤン(31)が東京オリンピックの陸上競技100m200m走に出場することが濃厚となった。

イギリスのスポーツ紙ガゼット紙が伝えている。

ガボン代表のオーバメヤンは31歳の俊足アタッカー。

ドルトムントでエースストライカーとしての地位を確立し2018年にアーセナルへ移籍。

昨シーズンも36試合22ゴールと得点を量産している。

オーバメヤンの陸上競技への挑戦の理由をドイツのミュルンベル記者はこう解説する。

「オーバメヤンはワールドカップやオリンピックなどといった大舞台で自国のためにプレーしたいと以前から思っていました。しかし、オーバメヤンがプレーするガボン代表がワールドカップやU23五輪に出場するのは極めて難しい状況です。そこでオーバメヤンは、陸上競技が最も最適だと考えたのではないでしょうか」

オーバメヤンには、2013年のトレーニング中に30m走3.7秒を記録したという逸話がある。

これは2009年にウサイン・ボルトが100m走で世界新記録9.58秒を記録した際の30m通過時点タイム3.78秒を上回る記録だ。

GKがボールから30cm離れればオーバメヤンは20m先からボールに食らい付く


ミュルンベル記者は語る。

「オーバメヤンが出場を希望すればいつでもガボン代表の陸上競技選手として東京オリンピックへの出場が可能な状況です。そればかりでなく、条件次第ではガボン史上2枚目となるメダルも射程圏内です」

ガボンがこれまでに獲得したメダルは2012年テコンドーでの銀メダル1枚のみ(Wikipediaより)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/オリンピックのガボン選手団

サッカー界屈指のスピードスターは東京オリンピックでどのような走りを見せるのか。

ガボン史上2枚目のメダル獲得となるのか。

同国では期待が高まっている。

(取材・文 : 宇曽月祐)