ズラタン・イブラヒモビッチとセルヒオ・ラモスの論争 ついに決着へ

(ソース:Otafuku)

分断する世界 セルヒオ派とズラタン派

昨シーズン限りで引退したサッカー界のレジェンド、ズラタン・イブラヒモビッチ。

そのイブラヒモビッチに対するコメントをセルヒオ・ラモスがしたことから、それは始まった。

「ズラタンがサッカーを引退したのではなく、サッカーがズラタンから引退した」

このセルヒオ・ラモスの一言はイブラヒモビッチを讃える言葉だったことだろう。

しかし、その後にズラタン・イブラヒモビッチが述べた一言によって事態は急変する。

「ズラタンがサッカーを引退しても、サッカーは永遠にズラタンから引退できない」

これにより、世界は分断された。

現在この世界は「サッカーがズラタンから引退した」とするセルヒオ派と「ズラタンがサッカーから引退した」とするズラタン派で分断されている。

分断した世界に起きる異変

かくしてこの世界はセルヒオ派とズラタン派の2つに分断された訳だが、果たして正解はあるのだろうか。

「ズラタンがサッカーを引退したのではなく、サッカーがズラタンから引退した」とするセルヒオ派と「ズラタンがサッカーを引退しても、サッカーは永遠にズラタンから引退できない」とするズラタン派。

考えれば考えるほど頭が混乱するこの問題は、哲学的な要素を含んでいるのではないかと錯覚するほど難解な問題だ。

そしてその難解さが故に世界のさまざまな場所で混乱が生じている。

特に欧州のサッカー選手にとって事態は深刻だ。

考えるのが嫌になり欧州サッカーを離れる選択をした選手も多数にのぼる。

サウジアラビアやアメリカへ移籍した選手たちがそれにあたる。

FIFAが動きだす

この状況を見かねたFIFAが動き出したようだ。

欧州サッカーのスター選手流出によるサッカー人気の低迷を阻止するためにFIFAはこの議論に白黒をつける意向だ。

レッドカード最多保持者の世界最凶の格闘家セルヒオ・ラモスと唯一無二の神ズラタン・イブラヒモビッチ。

どちらが敗れても世界秩序の悪化は免れない。

しかし欧州サッカーのスター選手流出を受けてFIFAは動かざるを得なかった形だ。

果たしてFIFAはどちらが正しいとの採決を下すのだろうか。

私たち日本人にとってもこの問題は見過ごすことはできない。