(ソース:Otafuku)
日本では富士山や屋久島が認定されている世界遺産。
その世界遺産にアルゼンチンのリオネル・メッシ選手が認定されるかもしれない。
発起人は、背番号10をサッカー界の永久欠番にすることや、メッシ選手に日本の国民栄誉賞を授与することを主張し、メッシ選手の大ファンで知られる58歳の会社員安藤さんだ。
「良いこと思いついたんですけど」我々を自宅へ呼び出した安藤さんは、部屋に招き入れるや否や切り出した。
「メッシ選手をアルゼンチンの世界遺産にするべきだと思うんですよ」
安藤さんが言うには、アルゼンチンをW杯優勝に導き伝説を作ったリオネル・メッシ選手はもはや史上最高のサッカー選手で富士山や屋久島といった他の世界遺産と比べても世界的知名度は高く、もはや世界遺産に認定されない理由が見当たらないということだ。
「アルゼンチン政府はすぐにでもリオネル・メッシ選手が世界遺産に認定されるようユネスコに認定申請するべきです!」
世界遺産は人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件のことで、移動が不可能な不動産が対象となっている。
我々はそっと安藤さん宅を後にした。