セルヒオ・ラモス イブラヒモビッチの退場処分に異議申し立て

(ソース:Oyster)

セルヒオ・ラモスがズラタン・イブラヒモビッチの退場処分に異議申し立てを申請していたことが発覚した。

スペインのメディアが速報で伝えている。

ラモスの異議申し立ては今年1月にイブラヒモビッチが獲得したレッドカードに対して行われたという。

ラモスはこのレッドカードに対して、レッドカードに値するプレーではなくレッドカードの価値を下げかねない判断だ、速やかにレッドカード取り消しを求めるという趣旨のことを述べているという。

海外のサッカー界に精通しているキャメロン記者は、レッドカード獲得競争が関係していると指摘している。

「ラモスのこれまでのレッドカード通算獲得枚数は26枚。対してイブラヒモビッチは16枚です。イブラヒモビッチよりもデビューが遅いラモスは、イブラヒモビッチを大きく上回るペースでレッドカードを積み重ねてきました。従って、ラモスが焦っていることを意外に思う人も多いのではないでしょうか。しかし、ラモスはこの1年レッドカードを1枚も獲得できていません。その間にイブラヒモビッチがこの1年で獲得したレッドカードは3枚。しかも、イブラヒモビッチはミランに移籍してからかつての輝きを取り戻し、現役引退は当分先になりそうです。ラモスが危機感を持つのも無理はありません」

ラモスとしては、イブラヒモビッチのレッドカードを取り消し、歴代レッドカード獲得枚数記録をなんとしてでも防衛したい狙いがあると見られている。

しかし、キャメロン記者はこの異議申し立てに対して、こうも指摘している。

「仮にイブラヒモビッチのレッドカードを取り消すことができたとしても、何も根本的な解決にはならないと思います。この問題の根本はラモスが1年以上レッドカードを獲得できていないということです。もちろんラモスがデビューしてからこのような事態は初めてのことです。この緊急事態を速やかに解決しなければイブラヒモビッチにレッドカード獲得枚数で上回られてしまうのは時間の問題だと思います」

レッドカードの申し子セルヒオ・ラモスはこの長いスランプを抜け出し、レッドカード獲得枚数に関する王者の座を守ることはできるのだろうか。

赤いカードとセルヒオ・ラモスのコントラストを1日でも早く見られることを、サポーターも待ち侘びている。