(ソース:Oyster)
FIFAが国際試合でのロスタイムをコンピューターで自動計算することが関係者への取材で明らかになった。
90分間の試合終了後に、試合が中断していた時間を加算しその時間分だけ試合を延長するロスタイム。
そのロスタイムを巡ってこれまで、実際の中断時間よりも著しく短いのではないかといった批判や、審判の恣意的な判断で決定されているのではないかといった批判がこれまでも頻出していた。
こういった批判を元にFIFAは、実際に試合が中断していた時間を自動記録しその時間をロスタイムとすることを決めた模様だ。
実際Jリーグの今シーズンの1試合辺りの試合中断時間を計算した結果、その時間は16分12秒。
にも関わらず、今シーズンのロスタイム平均は4分27秒だった。
これら2つの数値の大きな開きはFIFAが重い腰を上げるのに十分すぎる数字だったようで、FIFAはまずは早急性の高い国際試合からメスを入れていくことを決めたようだ。
なお、専門家は更に、ロスタイム中のロスタイムを計上する必要があるとしている。
実際、ワールドカップのある試合では、フリーキックの準備やリードしているチームの選手交代等による遅延行為により、4分のロスタイム時間が提示されていたのにも関わらず実質のプレー時間が30秒にも満たないケースがあったという。
専門家は仮にJリーグにも同制度が導入されれば、ロスタイム平均は21分ほどに増大するだろうと指摘している。
しかし、より公平な試合を運営するには自動記録によるロスタイム計算が必要不可欠になることは間違いない。
このロスタイム自動計算がJリーグにも導入される日はそう遠くないだろう。